第３回経営力向上委員会セミナー　開催報告

12月15日（月）、一般社団法人京都サービス研究所　代表理事（京都大学名誉教授、大阪成蹊大学データサイエンス学部　副学部長）原　良憲氏による、『サービス学における「おもてなし」～ソフトウェア企業とユーザー企業との価値共創に向けて～』と題し、セミナーを開催しました。

経営力向上委員会　神谷委員長（㈱アクテック　代表取締役社長）の挨拶から始まり、㈱アクテック本田部長より本日の講師、原氏のご紹介をいただきました。

今回のセミナーのテーマとして、持続的でスケーラブルな価値創出について理論と実践の両面から理解を深め、
・価値共創の考え方の理解
・「おもてなし」や無形資産の価値を科学的に理解
・顧客とサービス提供者との関係に援用
をゴールとし、講演いただきました。
また、ＡＩとのかかわりとして今後重要なのは「高度な対人業務」や「創造的業務」であり、これこそが現代における「おもてなし」であるということ。

京都産業を例に「地域ブランド」や「家族的団結」を重視し、危機に強い経営を行ってきた点や顧客を育てるという特性について、持続性と成長性を両立する経営戦略のヒントが得られるとのお話しでした。

冒頭、アメリカ在住中にＮＹからＣＡまで車で横断し、ＣＡの聖地巡礼をされたエピソードを披露してくださり、2時間30分は非常に内容の濃いセミナーでした。

講演後は、場所を変えて懇親会。今回は、学生さんや非会員の企業様からも多数ご参加いただき、交流を深めました。