AI技術者研修2022 募集案内
- 開催日:2022.11.19
1.主旨
あらゆることがデジタル化され、企業発展にはDXが不可欠であり、その中でもAIの活用が鍵となっています。AIの活用には、優秀なAI技術者が必要であり、本講座は「事例とともに学ぶAI基礎学習」、「教材プロトタイプによる学習」および「応用プロトタイプ構築による学習」の3段階学習法をもとに、現場で成果を出せるAI技術者の養成を促進します。
2.本研修の特徴
(1)双方向型のオンライン講義(ライブ講義)と次のライブ講義までの期間に、宿題をもとに自習していただき、自習結果を次のライブ講義でフォローすることによって、理解を深める研修を行います。
(2)「事例とともに学ぶAI基礎学習」では、事例と結び付けたAIの基礎事項を学習します。
「教材プロトタイプ学習」では、「教材プロトタイプ」をもとに機能の解説、ツール・言語の使い方、AIプログラミングの基礎的な部分のソースコードを学習します。
(3)応用プロトタイプ構築学習」では、次の3つの応用プロトタイプ構築の実践的な研修を行います。
①ラーニングの画像分析による工場内ライン異常検知/部品形状異常検知(TensorFlow活用、転移学習の活用)
② オープンデータ活用による卸売業者の注文
(分類・回帰・クラスタリングでのscikit-learn活用)
③ 時系列系 機器振動波形異常検知
いずれも、応用システムの狙い、プロトタイプの機能、構築の実現方法をわかりやすく説明します。
(4)オンライン研修における「交流の場」を設けます。「交流の場」は、受講生間での交流を通して、互いに理解度を確認し、アドバイスを行い合い、講師への質問内容の検討などを行います。
【参考】プロトタイプイメージ
画像分析による工場内ライン異常検知(TensorFlow活用)
オープンデータ活用による卸売業者の注文分析(scikit-learn活用)
時系列系 機器振動波形異常検知
3.対象者
技術者を原則とします。
中堅技術者及び技術職で無くてもAI利活用により業務高度化に興味のある方(営業職、生産管理職、労務管理職等)も対象とします。
4.研修内容
・研修期間 2022年11月19日(土)~2022年3月11日(土)
・オンライン(ライブ)講義回数 7回 (すべて土曜日)
・オンライン(ライブ)講義と次のオンライン(ライブ)講義の間は自習;宿題作成
・オンライン(ライブ)講義時間帯 10:00~17:30(昼休憩12:00~13:00)
・オンライン(ライブ)総講義時間 45.5時間 (自習時間は含まない)
・参加方法 オンライン(Zoom)
・参加条件 PCは受講者が用意すること、PCの必要スペック:CPU:intel core-i5以上、メモリ:4GB以上、ディスク空き容量:80GB以上、OS:Windows10 64bit
開発環境は、Webブラウザで動作するGoogle Colaboratoryを利用(Googleアカウントが必要です)
5.カリキュラム
(1)第1回:2022年11月19日(土)10:00~17:30
オリエンテーションとAI基礎
① オリエンテーション:本研修の狙い、受講生と講師の自己紹介
② AIリテラシー
③交流会
④Python入門(開発環境 Google Colaboratory)
・基本の文法、データタイプ、基本のライブラリ、演習、宿題提示(python)
⑤AI応用事例とAI基礎
⑥アンケート回答
※自習;宿題作成
(2)第2回:2022年12月3日(土)10:00~17:30
機械学習の基礎と教材プロトタイプ学習、機械学習応用プロトタイプ学習(ML1)
①機械学習の基礎(各種方式、ツール)
②交流会
③機械学習の基礎(分類、回帰、クラスタリング)教材プロトタイプ演習含む
④機械学習の応用(分類の応用、応用プロトタイプ説明(オープンデータ活用による卸売業者の注文分析―クラスタリング)、宿題提示&説明(自習内容の説明)
⑤アンケート回答
※自習;宿題作成
(3)第3回:2022年12月17日(土)10:00~17:30
機械学習による応用プロトタイプ学習(ML1)、深層学習入門
①機械学習の応用(応用プロトタイプ宿題解説、次元削減等の手法)
②交流会
③深層学習入門
・ディープラーニング(DL)の基礎講義
・DLの3機能の講義:CNN、RNN、AE
④深層学習入門(教材プロトタイプによる学習)
・演習環境説明、手書き数字認識演習、宿題提示&説明(自習内容の説明)
⑤アンケート回答
※自習;宿題作成
(4)第4回:2023年1月14日(土)10:00~17:30
深層学習入門、深層学習応用プロトタイプ(DL1)
①前回深層学習宿題解答の説明および補足
②交流会
③深層学習応用プロトタイプ構築学習(DL1)
・画像分析による工場内ライン異常検知(1) 機能解説、構築方式、構築環境
④深層学習応用プロトタイプ(DL1)工場ライン異常検出(2)
・宿題提示&説明(自習内容の説明)
⑤アンケート回答
※自習;宿題作成
(5)第5回:2022年2月4日(土)10:00~17:30
深層学習応用プロトタイプ(DL1)、深層学習応用プロトタイプ(DL2)
①深層学習応用プロトタイプ(DL1)工場ライン異常検出(3)、前回宿題解答説明1
②応用適用の説明、交流会
③深層学習応用プロトタイプ(DL1)工場ライン異常検出(4) 追加説明
④深層学習応用プロトタイプ(DL2)部品形状異常検知(転移学習の応用)
・転移学習、推論処理の構築解説、宿題提示&説明(自習内容の説明)
⑤アンケート回答
※自習;宿題作成
(6)第6回:2022年2月25日(土)10:00~17:30
深層学習応用プロトタイプ(DL2)、強化学習・自然言語処理の基礎、異常検知入門
①深層学習応用プロトタイプ(DL2)部品形状異常検知(転移学習の応用)
②交流会、最終日の全体発表宿題提示と説明
③強化学習(Q学習による方法、迷路問題)、自然言語処理(スパムメール分類)
④異常検知入門、心電図異常検知演習:講義、異常検知の宿題提示&説明・時系列系 機器振動波形異常検知 自習内容説明
⑤アンケート回答
※自習;宿題作成
(7)第7回:2023年3月11日(土)10:00~17:30
応用プロトタイプの構築学習-5、全体まとめ
①機器振動異常検知演習:講義・デモ、時系列信号異常検知-前回異常検知宿題解答説明
②交流会
③AIローコード、ノーコードの紹介とデモ
④全体発表会・講評
⑤最終アンケート作成
①小泉寿男氏(M2M・IoT研究会 理事長、東京電機大学 名誉教授)
・出身:福島県
・東北大学工学部通信工学科卒業。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了 博士(情報科学)
・職歴:三菱電機、東京電機大学教授
②大江信宏氏(M2M・IoT研究会 理事、サイバー大学 教授)
・出身:兵庫県西宮市
・神戸大学工学部計測工学科卒業、博士(工学)
・職歴:三菱電機、東海大学教授
③清尾克彦氏(M2M・IoT研究会 副理事長、サイバー大学 名誉教授)
・出身:東京都
・東京大学工学部計数工学科卒業、博士(工学)
・職歴:三菱電機
④澤本 潤氏(M2M・IoT研究会 理事、岩手県立大学 名誉教授)
・出身:兵庫県丹波篠山市
・京都大学大学院工学研究科修了、博士(工学)
・職歴:三菱電機、岩手県立大学教授
⑤大高謙二氏(M2M・IoT研究会)
・出身:栃木県
・慶応義塾大学工学部数理工学科卒業
・職歴:三菱電機
7.受講料
KEIS組合員・事業協力会員・M2M・IoT研究会員 8.8万円/人(7回分 税込)
KEIS-BL特別会員・KEIS非組合員・M2M・IoT研究会非会員 9.9万円/人(7回分 税込)
8.定員:20名(先着順) 15名以下の場合は不開催
9.申込方法
件名を「AI研修申込」として、申込者の組織名・部署役職・氏名・email・tel・受講人数を記載し、10月18日(火)までにこのサイトの「連絡」あるいはKEIS事務局emailへお送りください。
※厚生労働省の人材開発支援助成金の申請は、研修開始の1か月前(10月18日(火))までです。
10.事前説明会
◎開催日時 9月14日(水)15:00~16:00
◎参加方法 Zoom
◎内容
・講師から研修内容説明・質疑応答
・KEIS事務局から助成金説明・質疑応答
◎申込期限 9月5日(月)
◎申込方法
このWEBの「お問い合わせ」から件名を「AI研修 事前説明会申込」として、以下を明記してお送りください。
・所属組織名
・部署役職等
・氏名
・email
・TEL番号